製本工場へようこそ
 

ナカバヤシの製本工場

 「数冊の雑誌を合冊製本する。」製本工場では、実際にどのような工程で行われていると皆さんは思いますか?データを一度入力すると、全て機械が自動的に製作していると、想像されている読者も多いのではないでしょうか。しかし、雑誌によって異なる目次構成や、別冊や臨時増刊などの背文字表記は、なかなか一括で自動的にできるものではありません。
 ナカバヤシの本づくりは、クロス・綴じなどのハード面において保存に適している形に仕上げているのはもちろん、いつでも、いつまでも利用しやすいようなソフト面の工夫を、多くの場合、手作業で行っています。  
 例えば、お客様から預かった雑誌の欠号・別冊・臨時増刊を、全て手作業でチェックします。広告ページの除去は、雑誌それぞれで広告の挿入されているページが違うため、必ず目視で確認して手でもぎ取っています。  
他にも、綴じた本の小口三辺を切って揃える際には、本文を裁断してしまわないよう、一冊一冊本文のレイアウトを目視で確認する工程や本と表紙の合体やその後のきき見返しへの糊入れ等の工程は、手作業でないとできません。
一方で、ヘッドバン・寒冷紗を付ける工程は、背幅に合わせてカットして背に貼り付けるまで、全て機械で自動的に行っています。
 また、表紙の芯紙へクロスを貼るプロセスも、クロスに糊を塗り、折り込むところまで一つの機械で完結します。
一つとして同じものはなく失敗が許されない特性を持つ製本を、手作業と機械の工程をコラボレーションしながら、完成させていきます。 これから、この複雑な工程の一つ一つに着目しながら、随所に散りばめられた製本への情熱をご紹介します。

①全国のお客様からお預かりした雑誌が工場へ届きます
②過去にご注文頂いたお客様の製本仕様データは カルテのように整理・保存してあります。この中から、ご注文のあった分を引き出します
③合冊の単位ごとにチェックし、背に表記する 巻号数等の原稿を作ります
④広告ページをもぎ取り、目次の編集を行います
⑤専用の綴じ機を使って綴じます(※写真は自動綴じ機のオーバーソーイングマシン)
⑥綴じて合冊された本文を圧着します
⑦天地・小口の三方を化粧裁ちします
⑧背の丸みを出します(※背角製本も可能)
⑨背の形が崩れないようにしっかりと固めます
⑩表紙を作製します
⑪背表紙に文字を箔押しします
⑫表紙と本文を合体させます
⑬検品の後、出荷お客様のもとへお返しします

養父市にあります